テキストサイズ

エッチな女子達の事情

第2章 加納由香


振り返ると、そこには全く先程とは違う光がいた。


黒髪で前髪を下ろした少し童顔な顔。


低音が効いた爽やかな声。


先程の下卑だ声とは大違いだ。


「驚いた? 由香ちゃん。本当は俺、顔がイケメンのコスメ会社の社長なんだ。ワケあってさっきのようなカッコしてたんだよ。ごめんね? 嫌だっただろ?」


「っ……!!」


頭を撫でられる。


「由香ちゃん……?」


「光さん……」


暖かな光の手のひらに、私はいつの間にか



泣いていた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ