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エッチな女子達の事情

第2章 加納由香


大きなひかるさんの背中……


ああ、ひかるさん……


私はひかるさんの体温に、身を委ねた。


暖かい……


優しさに包まれた私は、初めて幸福を味えた。


初対面の人に、こんなにドキドキするなんて……


「由香ちゃん。今日からよろしくね」


ひかるさんがニコッと微笑む。


その爽やかな笑顔に、私は頬を赤く染めた。


「よ、よろしくお願いします……ひ、ひかるさん……」


私はひかるさんに抱きしめられながら言葉を返した。


その声はみっともなくかすれていた。




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