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酔い醒めた後

第68章 プロポーズ

o「翔くん!俺はふざけてなんか無いよ
真剣にプロポーズしてるの!」

やっぱり…真剣な気持ちを

誤魔化すなんてしちゃいけないよね

でも…それでも…俺達は…

s「智くん…その話は…もう…決めたじゃない」

結婚なんてして無くても二人…

側にいるだけでいいって…ただそれだけで…

それでも…智くんがこんな事してくれるのが…

堪らなく嬉しく思ってしまう…

なのに…臆病な俺は…その手を取れない…

o「あの時はね…でも結婚するって決めたから
翔くんが断る選択は無いの
翔くんが周りのこと気にして
出来ないなんて言うなら
俺が今から翔くんかっさらってく」

智くんの飾らない真っ直ぐな言葉に

思わず…ぽろりと一粒…

耐えきれなかった雫が落ちた…けど…

s「智くん…だって…なんで…駄目だよ…」

それでも…まだ…臆病な俺を許してよ…

o「駄目じゃない!俺は本気だよ!
それでも翔くんが結婚断るなら
俺はもう一人で誰も知られない場所に行く!」

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