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酔い醒めた後

第34章 隠れ家

s「智くん静かだね」

o「うん…翔くん絶対一人で来たらだめだからね」

少し怖がりの翔くんだから

大丈夫だとは思うけど

念の為に言っておく

なんでって顔をしてるから

o「こんなに暗いと翔くん襲われちゃうよ」

s「もう…俺…男だよ…」

ほんとにわかってないなぁ

でもあんまり言うと拗ねちゃう

o「ん…そうだけど…俺が嫌なの」

暗いのをいいことに翔くんの腰を引き寄せる

s「…だから…ここ外…気をつけなきゃだめ…」

o「こんなに暗いから大丈夫だろ?」

s「…だめ…智くん
今時のカメラは性能いいんだよ」

ちぇっと舌打ちして離れた

s「智くんも…一人で来ちゃだめだよ…」

小さく呟かれた言葉に

翔くんからの独占欲を感じて機嫌も直った

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