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酔い醒めた後

第15章 もう少しだけ

そんな事をしていて気がついた

智くんが眠りに入る寸前に聞こえた

『好き』の呟き…

智くんは誰かの代わりに俺にこんな事をしてる

それでも拒否する事ができない俺

偽りでもいい…智くんに愛されたい…

そう思っていたのに…苦しいんだ…

俺の気持ちを知ったら智くんはどうするかな

こんな卑怯な俺の事なんて軽蔑するよね

もう二度一緒に飲むのなんて事無くなって

智くんからキスされるのも無くなるだろう

その時の覚悟はできてるんだ

でもせめてあと少し…このままでいさせて

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