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酔い醒めた後

第63章 家探し

s「いえ…そうじゃ無くて…ちょっと…」

言い淀んでたらすかさず智くんが

o「おう!翔くんがそう言うなら
あの部屋はもういいや
部屋の私物はこっちに全部運ぶから
それが済んだら連絡するから
後は社長が処理しといてよ」

俺が何を思って断ったのか

やっぱり智くんはすぐに気が付いてくれたみたい

なんだか嬉しくて…

智くんの指先に手を触れた

すぐに離れるつもりだったのに

そのまま握り返されてピッタリと引き寄せられる

その姿を社長に見られるのが恥ずかしいのに

社「ほんとに君達は変わらないね〜
相変わらず綺麗な形だよ〜
じゃあこれはここの鍵だから
あとで書類は送るから
今日から好きに使いなさい」

なんて笑いながら帰って行っちゃった

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