
子犬、拾いました!
第12章 そして…
あれから、私達は何度も濃厚な夜を過ごした。
お互いを求め合って、幸せだった。
そんなある日、夕飯の時、陽太がいつになく真剣な表情で話し出した。
「瑠菜、話がある。真剣に聞いて」
「え… 何?急に…」
私は少し怖かった。 陽太のこんな表情、初めて見たから…。
少し黙って、陽太は話し出した。
「瑠菜は俺のこと、好き?」
「もちろん、好きだよ! 大好きだよ!」
私の言葉に満足そうに頷いて、覚悟を決めたような表情をした。
「瑠菜、俺と結婚して下さい」
そう言って、指輪を私に差し出した。
「嘘… ほんとに?」
「俺と結婚してほしい!」
私の答えなんて一つしかない。
「もちろん、私で良ければ結婚して下さい!」
私の言葉に安心した表情の陽太は、私に抱きついてきた。
「良かった、受け入れてくれて」
「断る理由なんてないでしょ」
そっと体を離して、指輪を私にそっとはめてくれた。
「死ぬまで幸せにするから!」
「死んでも幸せにしてよね!」
相変わらずな私達に思わず笑ってしまった。
「好きだよ、瑠菜」
「私も、陽太」
抱き合って、キスをして、私達は結婚を実感した。
これから、どんな事があろうとも、陽太となら乗り越えて行ける。
私はそう確信していた。
「世界一、幸せにするから」
「私も陽太を世界一、幸せにするよ。奥さんとして」
子犬はいつの間にか、逞しい成犬となっていた。
END
お互いを求め合って、幸せだった。
そんなある日、夕飯の時、陽太がいつになく真剣な表情で話し出した。
「瑠菜、話がある。真剣に聞いて」
「え… 何?急に…」
私は少し怖かった。 陽太のこんな表情、初めて見たから…。
少し黙って、陽太は話し出した。
「瑠菜は俺のこと、好き?」
「もちろん、好きだよ! 大好きだよ!」
私の言葉に満足そうに頷いて、覚悟を決めたような表情をした。
「瑠菜、俺と結婚して下さい」
そう言って、指輪を私に差し出した。
「嘘… ほんとに?」
「俺と結婚してほしい!」
私の答えなんて一つしかない。
「もちろん、私で良ければ結婚して下さい!」
私の言葉に安心した表情の陽太は、私に抱きついてきた。
「良かった、受け入れてくれて」
「断る理由なんてないでしょ」
そっと体を離して、指輪を私にそっとはめてくれた。
「死ぬまで幸せにするから!」
「死んでも幸せにしてよね!」
相変わらずな私達に思わず笑ってしまった。
「好きだよ、瑠菜」
「私も、陽太」
抱き合って、キスをして、私達は結婚を実感した。
これから、どんな事があろうとも、陽太となら乗り越えて行ける。
私はそう確信していた。
「世界一、幸せにするから」
「私も陽太を世界一、幸せにするよ。奥さんとして」
子犬はいつの間にか、逞しい成犬となっていた。
END
