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子犬、拾いました!

第6章 大事件

「陽太ごめんね。もう絶対無くしたりしないからね」

「うん!」

陽太の手を握り直して、約束した。



「はいはい、バカップルは早く帰って下さい」

幸太はすでに呆れているらしい。


「言われなくても帰りますよーだ」


「幸太さん、また」

「また来いよ」


幸太は軽く右手を上げて、早々に家に入って行った。


「帰ろっか。 今日はハンバーグだよ」

「やった!」



夕暮れを手を繋いで歩く帰り道、彼氏は陽太だけが良いと強く思った。

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