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ペットを飼い始めました

第19章 りさちゃんとのクリスマス


そしてついに俺は

泣いているりさちゃんを抱きしめた

「りさちゃん?
 なんで俺に嫌われたかな?って嫌な気持ちに
 なっちゃったの?」

『...』

「りさちゃん、よーく考えて?
 俺が冷たい気がして嫌だったんだよね?
 なんで嫌だったの?
 出て行っちゃうかな?って思った?」

りさちゃんは大きく頷いた

「そっかぁ、俺が出て行っちゃうかもって
 思って嫌だったんだね。
 じゃあ、もしもおれがいなくなっちゃったら?
 りさちゃんはどうする?」

りさちゃんは俺を抱きしめ返し

『ベル、いなくなっちゃうの?』

また泣きそうな声で聞いてきた

「ちがうよ?もしもの話。
 俺がいなくなったら、次のペット探す?」

そんな意地悪なことをりさちゃんに聞くと

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