ピエロ
第1章 プロローグ
ああ……。
整髪料と煙草の臭いが近づいた。固い唇が首筋に重なる。彼の片方の手はスティファニーの股間にあった。固く太い指先が彼女の股間を探っている。そこが傷口のように痛んだ。
ジョナサンを包む彼女の手はスライドさせられている。そこに油を指したように粘りの音が広がった。
「チッ、」
ジョナサンは小さく舌を打った。
「シケてんな。俺がこんなに可愛がってもちっとも濡れないなんて……」
と、固い指にスティファニーの柔らかな部分が撫でられる。時折、その中心が押されると、まだ男性を知らないそこは開かれた傷口の様に痛んだ。
ん……。
誰も知らない彼女のそこは、スティファニー自身の指だけを知っていた。ただ、それは満たされる事のない性欲の解消行為ではなく、不安定な彼女の精神を安定させる為の行為に過ぎなかった。
茂みが男の指先で遊ばれた後、ジョナサンの固く太い指が薄い肉襞に絡み付き、それは躊躇うこともなく柔らかい部分に突き立てられた。痺れの奥にある傷口がゆっくり開かれてゆく様な痛み。
「んっ、止めて、止めて! 痛いっ、痛いわっ……」
経血を思わせる滑りが男の指を伝い、その手のひらを濡らした。男の指が出入りする度、その音はクチャクチャと変わっている。
薄い肉襞が男の指に絡み付き、それがゆっくりと解けてゆくのが分かる。指はスティファニーの体内で折り曲げられ、粘膜の柔らかさを確かめながら混ぜるようにそれが屈伸される。
「ほら、少しは気持ちよくなってきただろ?」
ジョナサンはスティファニーから抜きとった怪しく光る自分の指をスティファニーの目の前に翳した。
思わずスティファニーはそれから目を背ける。
背中を引き寄せらせる。剥き出しになった右側の膨らみの先端がザラついた唇に吸われた。
「うっ、ジョナサン……。ジョナサン・フランク、痛いっ。痛いわ」
硬さが残る膨らみが吸い上げられ、小さな乳暈が膨らみから剥がされる様で痛みが走った。
脇に手をかけられ、身体がすっと浮いた。
ジョナサンはソファーに胡座をかいている。その股間の中心には内蔵を引き摺り出した様な赤黒い肉塊がそびえている。
「跨げ……」
整髪料と煙草の臭いが近づいた。固い唇が首筋に重なる。彼の片方の手はスティファニーの股間にあった。固く太い指先が彼女の股間を探っている。そこが傷口のように痛んだ。
ジョナサンを包む彼女の手はスライドさせられている。そこに油を指したように粘りの音が広がった。
「チッ、」
ジョナサンは小さく舌を打った。
「シケてんな。俺がこんなに可愛がってもちっとも濡れないなんて……」
と、固い指にスティファニーの柔らかな部分が撫でられる。時折、その中心が押されると、まだ男性を知らないそこは開かれた傷口の様に痛んだ。
ん……。
誰も知らない彼女のそこは、スティファニー自身の指だけを知っていた。ただ、それは満たされる事のない性欲の解消行為ではなく、不安定な彼女の精神を安定させる為の行為に過ぎなかった。
茂みが男の指先で遊ばれた後、ジョナサンの固く太い指が薄い肉襞に絡み付き、それは躊躇うこともなく柔らかい部分に突き立てられた。痺れの奥にある傷口がゆっくり開かれてゆく様な痛み。
「んっ、止めて、止めて! 痛いっ、痛いわっ……」
経血を思わせる滑りが男の指を伝い、その手のひらを濡らした。男の指が出入りする度、その音はクチャクチャと変わっている。
薄い肉襞が男の指に絡み付き、それがゆっくりと解けてゆくのが分かる。指はスティファニーの体内で折り曲げられ、粘膜の柔らかさを確かめながら混ぜるようにそれが屈伸される。
「ほら、少しは気持ちよくなってきただろ?」
ジョナサンはスティファニーから抜きとった怪しく光る自分の指をスティファニーの目の前に翳した。
思わずスティファニーはそれから目を背ける。
背中を引き寄せらせる。剥き出しになった右側の膨らみの先端がザラついた唇に吸われた。
「うっ、ジョナサン……。ジョナサン・フランク、痛いっ。痛いわ」
硬さが残る膨らみが吸い上げられ、小さな乳暈が膨らみから剥がされる様で痛みが走った。
脇に手をかけられ、身体がすっと浮いた。
ジョナサンはソファーに胡座をかいている。その股間の中心には内蔵を引き摺り出した様な赤黒い肉塊がそびえている。
「跨げ……」