テキストサイズ

不埒に淫らで背徳な恋

第11章 【最終章 背徳没倫〜人の道から外れ、道徳に反する〜】





快くんでしか味わえない絶頂がいくつもある。
ひとつひとつが凄いの。
芯まで疼いて意識が飛ぶくらい。




一緒に果てて微笑み合う。




「快くん……もう一度呼んで」




腫れるほど吸い合った唇がまだ欲しがってる。




「瑠香」




ヤバい……にやけちゃう。




今まで誰でも普通に呼ばせてきたけど快くんのが一番グッとくる。




「泣いてるの…?」




「ねぇ、もう一回…」




「これから何度でも呼ぶよ……瑠香」




目尻から溢れる雫は快くんが拭ってくれる。




「大好きだよ……快くん」




ずっとずっと伝えたかった。




たった一言なのにこんなに重みがあって伝えるだけで溢れ出る。
初めてなんだよ、こんな気持ち。
名前呼ぶだけで胸がギュッとなる。




「僕も……瑠香が大好き」




待っててくれてありがとう。




感謝してもしきれないくらい。




たくさん傷付けて遠ざけたのに。
約束果たして迎えに来てくれた。
裏切っても変わらず愛を向けてくれたね。








「ねぇ、私でいいの?」




思わず確かめたくなる。
本当にこんな私でいいのかなって。
答え聞くの怖いくせに自分を追い込んでしまう。




シーツに包まりながら座り後ろから快くんはギュッと抱き締めてくれる。
首筋にキス……頬にキスして甘い声。




「瑠香以外考えられない…」




顔を向けキスでお返しする。




「僕とずっと一緒に居てくれる?」




「うん……私が一緒に居たい」




「もう待てないよ?」




「うん……お待たせしました……フフ」




頬寄せて肌の温もりを感じ合う。
愛おしい……こんな夜明けが来るなんて。




「ちょっと……どこ触ってんの」




裸体のまま膨らみに触れてくる。
もう手つきが厭らしい。




「今の顔、完全に煽った…」




「煽ってないってば……ねぇ、次で何回目だと思ってんの…」




身体保たない……でも疼いてる。
耳…甘噛みしないで。




「ん……わかんない」




5回目だよ…!!
しかも連続でしようとしたの止めたの!
やっと寝れると思ったのに明け方これでしょ!




「もう〜!絶倫!」








ストーリーメニュー

TOPTOPへ