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ヌードモデルの思い出の温泉

第3章 もう一度、絶頂

午前4時、目が覚めた──

あまりに寝相が悪いモデルだと、まくれあがった浴衣とか布団とかを夜中に直してやることもある、と松田さんは書いているけど、

私は合格だったようだ。
そんなに乱れてない。

──まあ、あのときは、何も着てなかったから乱れようもなかったんだけど。

真っ暗な部屋。松田さんはまだ寝ている。

思い出を一つだけやってみよう。

私はそっと立ち上がり、部屋の入り口まで行くと、呼吸を整えた。

ゆっくりと帯を解いて、落とした。

前が開いたままで、また深呼吸し、
今度は素早く、浴衣を脱ぎ落とした。

あのときの羞恥が少しだけよみがえった。

かつての彼は、私のショーツの上からお尻を押して、布団にいざなった。

お尻を触られた羞恥は想像以上で、そのあとのパンツ一枚での念入りな愛撫の快感さえ、かすんでしまった。

そうだ、ショーツを抜き取られたことさえ意識できなかったんだ。

それでも、最後の姿勢をとらされて我にかえり、
むき出しにされた秘所に与えられた灼熱と激痛は、一瞬だったとはいえ、一生忘れらそうもない。

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