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不純異性交際(下) ―それぞれの未来―

第23章 あじさい旅行


部屋に戻ると私たちは雨に濡れてしまった洋服を干した。


「あ、帯結ぼうか?」


「あぁ…うん。あとで頼む」


「…?」


ひとまずお茶を淹れようとテーブルに向かって座ると、瀬川くんが後ろから私を包み込むように座った。


微笑み合うと私は茶葉とポットのお湯を急須に入れ、少し待った。



後ろからぎゅっと抱き締められると、なんだか無性に照れくさくなってはにかんでしまう。


うなじから浴衣をずらされ、背中にキスされた。



チュッ、チュッ…と音が漏れると私は急須から手を離す。



「…っん、瀬川くん…」


雨模様でもまだ空は薄明るいが、こんな時間から我慢できずに求め合ってしまう。


彼の指先が触れる箇所すべてが、熱を持ち赤らんでゆく。


くるりと振り向いて抱き合うように口づけると、瀬川くんはそっと私を寝かせて髪を触った。



「乾かさないと…風邪引くな」


「んんっ…あとで…」


私は彼の首に腕を回してせがむ。


「ふふっ…」


その大人な微笑みに、中学生だったあの頃の私がときめく。



…-----



 「ふあぁ…っぁ…」


彼の熱いものがぬるりと一度すべり、私は震えた。


ゆっくりと深部に埋まっていく愛しい肉棒が、一番奥まで行き着くと瀬川くんは小さく短く息を吐いた。



互いにはだけた浴衣を気にする事もなく私たちは激しく求め合っていた。


口づけをしたまま彼の腰が動き始め、肌と肌がぶつかる鈍い音が響く。



「あっ、あぁっんッ」


口に手を当てても漏れてしまう喘ぎに、彼は意地悪をするように奥まで突いた。



「ね、瀬川くっん…だめ…っあぁ」


気持ちいい部分を責められると、いつものように私はすぐに果ててしまいそうになる。


彼の親指がクリトリスをにゅるりと触れると、私はビクビクと腰を浮かせた。


「あぁっ…イッ…ちゃぅう…っ」




息を荒げながら私は脱力する。



「っ…やばい…俺ももうイきたい」


深く強くピストンされ、私は声にならない声を上げた。


快感で膣が壊れてしまいそう……。


「はぁっ…、はぁっ……っ…ん、イク…っ…っ」


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