ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第11章 物知らず
「ひなちゃーん、ひなちゃん、起きて~。ご飯だよ。」
ん?あ、もうお昼ごはんか…。
まこちゃんに呼ばれて目が覚めた。
さっき目を閉じたのにもう1時間経ったなんて、感覚的には1秒しか経ってないのに。
でも、身体は休まったのか少し疲れが回復した気がする。
「大丈夫?目覚めた?」
「はい…。」
目をこすりながらあまり説得力のない返事をする。
「ゆっくり食べていいからね。それと、この食事の後からお薬飲むことになってるの。ご飯食べた後持ってくるからね。」
薬?
点滴外したからかな。
「はい。」
と返事して、ごはんを食べた。