ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第89章 お仕置きの後は…
翌朝、五条先生と朝食を食べながら昨日の話。
あの後、わたしは朝まで起きなくて、目が覚めると五条先生が心配そうに、
「おはよう、ひな。大丈夫か?しんどくないか?」
って、わたしの頭を撫でていた。
「五条先生…わたし昨日……」
のぼせてお風呂でそのまま寝てしまった。
あの後、五条先生が抱いて出て、パジャマを着せてベッドに寝かせてくれたはず。
五条先生のことだから、冷たいタオルを頭に乗せて、しばらくは異変がないか脈を測って聴診もしてたんだろう。
それを迷惑かけてごめんなさいって言おうとしたら、
「昨日は無理させて悪かった…。ひながかわいくて、すぐに止められなかったんだ。ごめんな…」
って、五条先生が本当に心配そうに、申し訳なさそうにするもんだから、
「えっ、あ、いえ、あの…恥ずかしかったけど…気持ちよかったし、全然大丈夫です…っ。その、五条先生のおかげで大人になれました…!」
と、咄嗟にそんなことを言ってしまった。
すると、五条先生は一瞬びっくりした顔をして、
「…よかった。いきなりあんなことして嫌われたかと思ったけど、安心した。」
と微笑んだ後、
「…てかあれだな、ひなああいうの意外と好きなんだな。」
って、今度はにやりと笑った。