テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第2章 彼女の正体とDoctors

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今から10年前_____



ノワールの医師としてアメリカの病院で働いてたひなのの両親は、病院近くで起きたテロに巻き込まれ死亡した。

当時3才だったひなのは、ベビーシッターと自宅にいて助かったという。



両親が死んで日本に戻ったひなのは、同じくノワールの医師である祖父の栗花落義勇(つゆりぎゆう)に引き取られた。

ただ、義勇はこの時すでに癌を患っており、ひなのが4才になってすぐにこの世を去ってしまった。



再び身寄りがいなくなったひなのをどうするか、周りの大人たちが頭を抱えていた時、義勇の遺品から遺書が見つかる。

しかも、その遺書は義勇の物ではなく、義勇の息子、つまり、ひなのの父親である栗花落類(つゆりるい)が書いたもの。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ