ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第14章 脱走犯
明里「夏樹くんのばーぁか!また屋上行ってたの?すぐ見つかるくせに。」
夏樹「うるせえ…。」
夏樹くん、よく脱走してるんだな…
って、でもどうやって屋上に行ってるの?
と気になってしまい、気づいたらカーテンを開けてた。
明里「ひ、ひなのちゃん!!」
夏樹「びっくりした~!ひなの起きてたのか?」
「あの…、夏樹くんどうやって屋上行ったの…?エレベーター、乗れ…たの…?」
夏樹くんはたぶん145cmくらい。
わたしより高いとはいえ、まだエレベーターには届かないはず…。
夏樹「いや。エレベーターはボタンが届かないから無理だ。だから階段使うんだよ。って言ってもエレベーター横の普通の階段じゃないぜ。それとは反対側のエレベーターの横に鉄の扉がある。あそこを開けると非常階段があるんだ。ちょっと扉は重いけど鍵はかかってない。こっちの階段なら、普段人は通らないからバレずに屋上行けるぞ!3階にある中庭も行ける!」
明里「ひなのちゃんは真似しちゃダメだよ。先生にバレたらちょー怒られるから。」
夏樹「バレなきゃいいんだよ。明里も1回屋上連れてってやっただろ!」
「明里ちゃんも行ったことあるの⁉︎」
明里「うん、1回ねっ!その時はバレずに行って帰って来れたの。」
と3人でわいわい話してると、