
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第104章 2度目の誕生日プレゼント
神崎「五条先生にいろいろ言われてぷんすこしてても、本当に嫌って感じじゃないんだよね〜。検査や治療の時に比べたら嬉しそうにすら見えるよ?」
「えっ!? そ、そんなことないですっ…!本当に五条先生の意地悪嫌なんですからっ!」
藤堂「ふふっ。でも、大好きなのは間違いないでしょ?だってひなちゃん。五条先生が行っちゃってから、お顔が急に寂しそうになったよ。」
宇髄「すまんな。五条先生いないのに、おじさん達のティータイムに付き合ってもらって。」
「いえ…!そんな、とんでもないですっ!わたし、本当にすごく嬉しいです。五条先生が恋人なら、先生たちはお父さんやお兄さんのような、家族みたいな存在でもあるので。というか、先生たちがわたしに付き合ってくれてるんです。忙しいのに、本当に今日はありがとうございます。」
藤堂「こちらこそだよ。成長した姿見せてくれてありがとう。これからもお祝いさせてね。でも、できれば病院じゃなくてお家がいいかな。笑」
うっ、そりゃそうだよね…。
「来年は家で誕生日を迎えられるように頑張ります…。」
藤堂「うん。退院したら、僕と会うのは定期健診だけになるようにね。21歳の目標のひとつにしとこうか。笑」
「は、はい。そうします…。」
なんて、ちゃっかり主治医らしいことを言われたりして。
その後も先生達とお話ししながら、ささやかなお誕生日会が終わった。
