ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第106章 すれ違い
藤堂先生から聞いたひなの気持ち。
突然あんな風にされて、怖くなるのは至極当然。
それでも、ひなは俺と先に進みたいと。
俺とひとつになりたいんだって、ずっと思ってくれている。
それなのに、俺はこの数日間、自業自得にただ落ち込んでただけ。
ひなのフォローをしないどころか、ひなを悩ませ気すら遣わせていて…
「……」
今だってそう。
ひなは俯きがちで、なんとなく気まずそうに静かにお茶を啜ってる。
はぁ…、このままじゃ…。
何してんだ俺は…。
そう思い、