テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第107章 初めての…



「ん?」




一瞬驚いたような顔をしつつ、すぐに優しい顔で

どうした?

と眉を持ち上げる五条先生。




「まだ、最後までできてない…」




言うと五条先生は、

そういうことか。

と納得した表情をして、




「ひな?今日最後までできなくていいんだって、最初に言っただろ…?」




そう、だけど…



やっぱり、ちゃんとひとつになりたい…。



わたしは目を伏せて、下唇をキュッと噛む。

すると、




「あのな、ひな——」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ