テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第113章 地域実習

-ひなのside-




「ひな。」



「五条先生!」



「おかえり。」



「ただいま!」




ポリクリも終わりが見え始めてきた時分。

わたしは2週間ノワールを離れ、地方の病院へ地域実習に行ってきた。

ターミナル駅の改札口を出たところで、迎えに来てくれた五条先生がすぐにわたしを見つけてくれる。




「疲れただろ。大丈夫か?」



「全然大丈夫です!」



「本当か〜?まぁ、思ったより元気そうだ。」



「思ったよりって…。むむぅ…。」



「ごめんごめん笑。そんな頬っぺたふくらますな。可愛いな。」




そう言って、わたしの頬をツンとつつく五条先生。




「…っ///」



「ほら、行くぞ。」




わたしの手からキャリーケースを取ると、わたしの肩を抱いてそそくさと車へ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ