ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第114章 クリクラ
「2人も同じこと考えてるじゃん!」
夏樹「そりゃまあ、やっぱ身内と一緒は避けるだろ〜。無駄に厳しくされそうだし。」
七海「そうそう。」
「わたしに言っといて…。でも本当、指導医になる先生が知ってる人ってなんとなく嫌だよね。はぁ、2人ともすぐ決まってずるい。どうしよう…。」
七海「そうだねー…。じゃあ、先生のことは抜きにしてさ、ひなのが1番行きたいと思うのはどこなの?」
「それが…、小児科なんだよね。」
七海「よりによって小児なのか。それはきついね。」
「でしょ?はぁ、もうどうしよう…。」
夏樹「…ん?あれ、ちょっと待って。ひなの、小児いけんじゃね??」
「え?いやだから、五条先生いるのに絶対嫌だよ。」
夏樹「違うよ、いないじゃん。ほら、クリクラ来年からだろ?五条先生アメリカ行くじゃん。」
「あっ…。そうだった…!」