テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第23章 蕁麻疹



トントン…


「…な?……開けて。」




ん?




トントントン…


「…ひな、目開けて。」




あ、五条先生目開けてって言ってる?

もう終わったかな。



と思って目を開けると、ぐるんと天井が回って見えた。



うっ、気持ち悪っ…



思わず手を目の上に乗せると、その手を取られた代わりに五条先生の手がおでこに置かれた。




「しばらくじっとして。すぐ治まる。」




五条先生はずっと手首を掴みながらおでこに手を当てて、まこちゃんには血圧を測られてる。

言われたとおりしばらくじーっと目が回るのに耐えていると、だんだん治まってきて目を開けた。




「目眩治まったか?」



「はい。なんで、突然目眩なんて…」



「採血して一時的に血圧が下がったんだ。ゆっくり起き上がって。」




と、五条先生とまこちゃんに支えてもらいながらベッドを降りた。

それから、ついでに身長と体重も測ってから部屋に戻ってベッドで少しゆっくりした。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ