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-ひなのside-




お昼になると、五条先生が検査結果を話しにやって来た。




「朝の検査結果だが、蕁麻疹の原因はわからなかった。ただ、恐らく疲れが原因になってると思う。学校行って初めての環境で疲れたか？」



「うーん、少しは疲れましたけど、そんな身体に異常をきたすほどでは…」



「自分が思ってるより身体は疲れてるんだ。まぁ、悪いところがあるわけじゃないからそんなに心配しなくていい。しっかり休めば大丈夫だ。」



「はい。」



「ところで、学校ではお昼何食べてたんだ？」



「え？」




突然、何でそんなこと聞くんだろう。




「パンですけど…」



「それは昨日だろ？月曜から木曜は？」



「パ…」




と言いかけて気がついた。

たぶん、パンしか食べてないことを知られちゃいけないんだと…




「パ、pastaとか…」



「はぁ？パスタなんか食堂にないだろ。うどんか蕎麦だろ。まぁいい。他には？」




えっと、他になにがあったっけ…




「カレーと、えっと、うどんと蕎麦と、Uh... お寿司。」




と、なんとか絞り出して答えてみた。

なのに、五条先生の反応がないからうつむいてた顔を上げてみる。