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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第25章 退院

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工藤「夏樹に話聞いたらさ、確かに、ひなちゃんはいつも1人みたいだ。それで、夏樹も挨拶くらいしかしないって言うから、お前が話しかけてやれよ!って言ったらさ…



"兄ちゃん、そんな簡単に言うなよ!!

あのな、ひなのはかわいいから1人なんだぞ。かわいすぎて誰も話しかけられないんだよ!俺がおはようって言うだけで、みんなにずるいとか言われるんだぜ?

お昼なんか、食堂で1人で端っこに座ってさ、毎日めっちゃ美味しそうにうれしそうな顔して食ってるわけ。それをあの子かわいいって先輩とかも見てて、ひなの有名人なんだぞ!!"



だとよ…」



宇髄「なんだそれ…」



神崎「中学生って、あの子がかわいいとかなんとか言うわりに恥ずかしがったり周りの目気にするんだよ〜。」



藤堂「まぁ、確かにひなちゃんの笑顔向けられるとドキッとなるのもわかるけどね。あの子が纏う不思議な雰囲気も、大人は虜になっちゃうけど中学生は怖気付くのかな。それにしても、ひなちゃんも1人で美味しそうに食べてるってのがまたおもしろい。」



五条「まったく、あいつは本当に…」



工藤「夏樹には、ひなちゃん友達いなくて寂しい思いしてるから、友達と一緒にでも話しかけてやれって言っといた。夏樹はクラスではムードメーカーみたいだし、まぁ、上手くやってくれると思う。」


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