ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第3章 黒柱
院長「さて、君たちならもう何の話かわかってるね。栗花落ひなのちゃん。栗花落杏寿郎先生のひ孫、前院長のお孫さんだ。ご両親もノワールの医師としてアメリカにいたが、テロに巻き込まれて亡くなった。前院長も亡くなってからは、五条先生の元から親戚へ引き渡され暮らしてたはず、だったが…今朝、うちに運ばれてきて虐待が発覚。ここまではいいね?」
『はい。』
院長「よし、では本題に…。さっき警察から連絡があったよ。伝えられたのは2つ。虐待してた犯人が捕まったということ。それから、ひなのちゃんを施設に入れる手続きをしたいということ。」
五条「待ってください、院長。俺がひなを引き取ります。これ以上、どこの誰かもわからないとこへ預けるわけにいきません。」
宇髄「五条!院長の話は最後まで聞け!」
院長「宇髄先生ありがとう。でも大丈夫。五条先生、そのことは、すでに君のお父さんとうちの豪があっち(アメリカ)で会話したようでね。君のお父さんも、ひなのちゃんを引き取りたいと言っているそうだ。」
五条の父と、院長のもう1人の弟である豪は同期で仲良し。
今は2人ともアメリカの病院で勤務している。