ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第41章 勉強会
_____数日後
コンコンコン___
「ひな、ちょっといいか?」
夜、学校も始まり部屋で宿題してたら五条先生が入って来た。
病院の癖なのか、五条先生は一応ノックするのにこちらの返事を聞かずにドアを開ける。
着替えたりしてたら恥ずかしいのに…
「はい。どうしたんですか?」
「実は、来月の末に勉強会があるんだ。1泊2日の泊まりで、ノワールの先生たちが集まっていろいろ発表し合ったりするんだけど、夜はみんなで温泉入ったりご飯食べたりもして、まぁ半分慰安旅行的な毎年恒例の行事だ。で、家族同伴もOKなんだが、ひなも一緒に行くか?」
「え?わたしも行っていいんですか?」
「あぁ。3連休の土日だし、どうせ家でひとりになるのも心配だし、旅行も行ったことないだろ。本屋で温泉見てたみたいだしな。」
誕生日の時のこと覚えててくれてるんだ。
五条先生はお仕事で行くとはいえ、温泉に入れるなんてなんだか楽しそう。
「行きたいです!」
「ん。じゃあ、ひなも行くってことにしとくから、それまで体調崩すなよ。」
「はい!」