ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第45章 お呼び出し
そして、少しすると、
ガチャッ___
家のドアが開く音がして、
五条先生が帰って来たかな?
今日は早いな。
なんて思ってたら、
コンコンッ!!ガチャッ!!
「ひなっ!!」
「うわぁぁ!!!」
って突然勢いよく部屋のドアが開いてびっくりした。
振り返るとすごい顔した五条先生が立ってる。
「お、おかえりなさい。今日は早かったですね…。で、な、なんですか?」
「お前なに既読スルーしてんだよ。」
え?
あ…、忘れてた…。
「あ、忘れてました。なんで病院行くんだろーって、とりあえず帰ろうと思って…」
「なに考えてんだ!!せめて返事くらいその場で送ってこんか!!さっさと着替えろ。病院行くぞ!」
「え!?ちょ、ちょっと待ってください。だからどうして…」
「顔色悪いし怠そうだし、飯もちゃんと食っとらんのだろ!!1週間顔合わせられなかったら、まったくなんで言わないんだよ!!何かあれば言うって藤堂先生との約束はどうした!!」
あぁ、すごく怒ってる…
きっとあれだ、これはもう夏樹くんの仕業だろうな。
今日食堂で会ったもん。チクったんだろう。
とりあえず、これ以上カミナリを落とされないように…
「すぐに着替えますので、一旦ドア閉めてください…」
と言って着替えを済ませ、病院へ…