ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第56章 汚れた身体
そして、ご飯が終わって薬の時間。
コンコンコン___
「あれ?あんた朝より残してない?」
姫島さんのせいで食欲出ないだけなのに…
「ごめんなさい…」
「はぁ、薬はどうする?飲む?飲まない?」
飲めないってわかってるのにそんな聞き方…
「ゼリーがないなら飲まなくていいです…」
「あらそ。てかあんたってさ、黒柱にちやほやしてほしくてそうするの?」
え…?
「ゼリーがないと薬飲めないとか、ご飯全部食べれないとか、ちやほやしてもらいたいから、わざとか弱い女の子演じてるんでしょ?」
は…?どういうこと…?
「あの、姫島さんの言ってることが意味わかんないんですけど?」
「は?」
しまった…、面倒くさいのに口答えしちゃった。
「先生たちに可愛がられたいんでしょって言ってんの。だから、宇髄先生の治療も途中で喘息出して、何回もやり直しにしてるのよね。」
え、なに言ってるの…?
この人、本気でそんなこと思ってる…?