ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第8章 爆発する心
工藤「そんなことないと思うぞ。ひなちゃんって、身体はぼろぼろなのに顔は傷がなくて綺麗だなって思ってたんだよ。それって、五条先生の言葉を覚えてたからじゃないか?」
五条「いや、あれは泣きじゃくってたんで涙で汚すなって意味で…。」
神崎「そんなの、4才の子にちゃんと通じてたかわからなくない?さっきの言葉そのまま言ったなら、ひなちゃんは顔を汚さないようにって守ってたんじゃないの?」
宇髄「きっとそうだろな。小さい頃の印象深いできごとは、例え胎内の記憶でもどこかに必ず残ってるもんだ。ひなちゃんの生きる原動力は五条だったはず。あの子の核の部分にはちゃんと記憶があるんだ。」
藤堂「何かのきっかけで悠仁のこと思い出すかもしれないし、これからも、ゆっくりと彼女のペースに合わせて支えていきましょう。」