ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第67章 鉄剤注射
_____3日後
ついに10回目、今日が最後の注射。
『ひなちゃん、こんにちは。』
「こんにちは。」
今日も笑顔で迎えてくれる藤堂先生と祥子さん。
藤堂「ひなちゃんいつもより表情が明るいね。今日で注射終わるからかな。」
「は、はい。よくおわかりで…」
藤堂「ははっ、ひなちゃんわかりやすいから。あ、前回ごめんね。どうしても診なきゃいけない患者さんがいて。大丈夫だった?」
「はい。宇髄先生と祥子さんが夫婦って教えてもらいました。」
藤堂「あー、ひなちゃん知らなかったんだってね。びっくりした?笑」
「それはもう。でも、すごくお似合いで素敵な夫婦だと思います。宇髄先生かっこいいし、祥子さん美人だし。」
祥子「あら。うれしいこと言ってもらった!ありがとう。でも、五条先生とひなちゃんもお似合いよ?」
「えぇっ!? わ、わたしはそんな…五条先生と釣り合ってないです。見た目も中身も、五条先生は完璧だから…」
藤堂「そんなことないよ。五条先生の横にちょこんっているひなちゃん、すごくかわいいよ?」
「ちょ、ちょこんって…」
藤堂「ははっ。まぁ、バランスがいいなと思うよ、ひなちゃんと五条先生は。さぁ、聴診しようか。」
と、まずは聴診してもらった。