ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第73章 ホームパーティー
ガチャッ___
「ただいま。」
『お邪魔しまーす!』
五条先生、藤堂先生、神崎先生、工藤先生、宇髄先生が。
夏樹くんはいないけど、あんまり気になってない。
みんな手に袋をたくさんぶら下げて、リビングに入ってきた。
藤堂「ひなちゃん、こんばんは。」
「こ、こんばんは。」
神崎「お〜、ひなちゃん久しぶりっ!」
「お、お久しぶりです。」
工藤「夏樹も来るんだけどな、あいつ塾終わって一旦家帰ってるから後で来る。」
「そ、そうですか。」
宇髄「ひなちゃん、あれからどうだ?元気か?」
「は、はい。おかげさまで…」
とりあえずわたしに声をかけて、わいわいとダイニングへ行く先生たち。
みんな慣れたように、買ってきたであろうオードブルを袋から出してテーブルに並べ、
神崎「藤堂先生、大きいお皿ありますか?」
藤堂「あるよ。悠仁、後ろちょっとごめん。お皿出す。」
って、藤堂先生なんかもうキッチンに立って、どこに何があるかわかってる感じだけど…
なぜ、そんなにうちの勝手がわかってるの?
それに、悠仁って…
藤堂先生、五条先生のこと悠仁って呼んでたっけ??
宇髄「ワインはどうする?後にするか?」
藤堂「そうですね。少し食事してから開けましょうか。」
工藤「あ、夏樹今向かってるって。ちょっと下まで迎えに行ってきます。」
五条「工藤先生、玄関にある鍵持って行ってください。」
工藤「了解、ありがとう。」
目の前が突然賑やかになって状況が把握できない。
一体なんのお祭り騒ぎかと、わたしはポカーンとその様子を見つめる。
すると、
「ひな、おいで。」
とキッチンにいる五条先生に手招きされた。