テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第81章 "傑"と"夏樹"

-七海side-




「ちょっと、わたしトイレ行ってくる。」



『いってらっしゃい。』




勉強を始めて1時間ほど、ひなのがトイレに行くと席を立った。

で、その隙に俺は…




「ねぇ、いつまでそうしてるつもり…?」




と夏樹に言った。




「は?」



「俺のこと気に食わないのはわかるんだけどさ、そろそろやめない?」



「お前さ…本人に向かってそんなストレートに言うか、普通…。」



「今ひなのいないから、男同士ちゃんと話したいんだけど。ひなのは俺たちの微妙な空気に気づいてるよ。言われなくたって夏樹もわかってるだろうけど。ひなのに気遣わせるの嫌だから、もうやめにしよう。思うことあるならはっきり言って。」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ