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ヌードモデルの初体験サポート

第1章 一応、ロストバージン


駆けつけた現場は、無残だった。

晴れて美大生となった少年が、
恋人と初めて結ばれた、
その記念すべき夜に──

[理恵が気絶してしまいました]という緊急メールが私に届いた。


現場は少年の部屋。

定石通り、両親が留守の日に少年は恋人の理恵を招いた。

女子高生のうちから制服や浴衣でモデルになっていたことは、芸術のためだからと双方の親も合意していたし、やがてレオタード姿も追認されたが、

秘密の個室ではショーツ一枚が標準で、卒業直前にはそれさえも外していたことはバレてなかったようだ。

やがて二人とも大学生になり、芸術のための裸は暗黙の了解となった。

結ばれるのは時間の問題だった……。

私は雇われたプロのモデルにすぎなかったはずだが、

少女の初体験が美しい記憶となるように、少年の予行練習の相手をつとめたのは他ならぬ私だった。
(少年の童貞を奪うことになったのはやむを得ない)

私の体で彼のテクニックは合格点に達したはず。

それが、実践の結果、気絶した美少女の裸身にはシーツがかけられている。(というか、緊張の糸が切れて意識を手放した状態と言うべきだろう。心配はないようだが)

何がいけなかったのか?

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