テキストサイズ

異世界転生しなくても美女とハーレム

第8章 寝取られた妻

「違うわよ、お姉さんの玩具にされたのは、わたしの方。

一夏さん、気づかなかった?

お姉さんって、女の子が好きなのよ」



「馬鹿な? 嘘だ」




華菜は、私と結婚して子供も設けた。恋愛の対象は男であるはずだ。

麻理が私を惑わすために、嘘をついているのだと思った。



「本当よ、お姉さんって、今までセックスに消極的だったでしょ?

多分そうだと思って、わたしがけしかけたの。



もっと積極的になってって」



それは、麻理が初めて家に来た時に話していた。

ならば、どうして今頃? 私には全く見当がつかなかった。



「でも、やっぱり辛かったみたいね。

一夏さんが激しいから、一気に昇りつめてしまうのよ。

だから、次の日が辛くて仕方なかったみたいよ 笑」



たしかに、華菜は夜の営みの翌朝は特に寝起きが悪かった。

しかし、積極的に私を誘っていたのも事実だ。




「あ~、そうだ、大事な事を教えておかないと 笑」



「なんだ、まだ何かあるのか?」



麻理は、悪戯っぽく笑うと、残酷な事を口にした。



「お姉さんはね、"女の子"が好きなのよ」



麻理が何を言っているのか、私には分からなかった。華菜の恋愛対象が女だという事は、先ほど聞いている。



「それは聞いたよ」憮然と私は言い放った。




「だ、か、ら、"女の子"だってば。

小さな女の子が好きなの 笑

お姉さん、まだ小学生だったわたしに悪戯してたのよ」



私は驚く事しかできず、何も言い返せないまま呆然としていた。

しかし、麻理の残酷な話はには続きがあった。



「お姉さん、何でいつまでも莉奈ちゃんと一緒に寝てると思う?」



「まさか!?」




「お姉さんにとって、莉奈ちゃんは」



麻理は、大仰に間をおいて、とどめを刺す一言を告げた。




「娘以上の存在なのよ」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ