テキストサイズ

悪魔から愛されて

第24章 あなたを愛してる



目が覚めると、私は圭吾の腕の中で寝ていた…

「昨日…そのまま寝てしまったんだ…」

寝ている圭吾の顔を見ると、昨日のことを思い出し、心臓が鳴り顔が熱くなる…
圭吾を起こさないように、そっとベットを出ようとするが…

「…恵美、もう起きるのか…。」
寝起きの声も色っぽくて、また心臓が鳴りだした…


「う…うん。朝食をつくろうかな…と思って…」

立ち上がろうとした時、圭吾に腕を掴まれ、引き戻された…

「俺が作るよ…まだ恵美は寝てろ…」

いつものように、頬にふわっとする口づけ…
顔が熱くなる…
圭吾から、何度もらっても慣れない…
でも…すごく大好きな感触…



暫くすると、キッチンから美味しそうな香りがして来た…
香りにつられて、キッチンを覗き込むと…
美味しそうなトロトロ卵のオムライスが出来上がっていた…


「圭吾!すごい!美味しそう!!」
「…うん。俺が学生の時にバイト先で教えてもらった自信作なんだ。」
「へぇ…圭吾の学生時代もカッコいいだろうね。女子から人気あっただろうなぁ…」
「また妬いてるのか…?」
「ち…違います!…」


学生時代の圭吾って、どんな感じだったんだろう…

確か…早乙女さんと一緒だったんだよね…

その頃の彼女とか…きっと居たよね…






しかも…前に結婚してたって…言ってたよね…
















ストーリーメニュー

TOPTOPへ