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悪魔から愛されて

第25章 気になる過去




私はこの先の話を聞くのが、怖かった…

手が冷たくなり、震えている…



「その事実を知った彼女は…大きな衝撃を受けてしまった…
僕の所為かも知れない…」




「…彼女は…どうされたのですか…」




「自ら…命を絶ってしまったんだ…」




「…う…噓でしょ…そんな…」




「最後の言葉は…君と龍崎が幸せになって欲しいと言ったんだ…」





…そんな…私の所為だ…

…私が…彼女を…殺してしまったんだ…





涙が溢れて止まらない…
何も知らなかった…
そんな過去があったなんて…




「…早乙女さん…私はどうしたら…良いのですか…
…私の所為で…私の…」




「恵美ちゃん…彼女の最後の言葉を忘れないで…
自分の命に代えても、龍崎と君を幸せにしたかったんだよ…」




「…早乙女さん…」










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