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悪魔から愛されて

第25章 気になる過去




私は圭吾の髪にそっと優しく触れてみる…



圭吾は微かに震えていた…



いつも大人で冷静な圭吾が…




…愛おしい…




彼女が命がけで愛した圭吾を…


私は圭吾を幸せに出来るのだろうか…


彼の頬を両手で包み、顔を近づける


長い睫毛が濡れている…


私はそっと口づける…


応えてくれる唇…


ゆっくりと味わうような口づけ…


愛してる圭吾…


背の高い圭吾は、私を自分の膝に座らせた…


顔が近くて、心臓が鳴る…


「…恵美、幸せにする…いや、しなければならない…」


「…うん。彼女がくれた幸せに感謝しないと…」


私達はもう一度、引き寄せられるように口づけた…

絡む舌が私を熱くする…

もっと欲しいの…もっと…

圭吾の服のボタンを外して、肌に直接口づける…

強く抱き締めて…心も身体も圭吾で満たして…






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