悪魔から愛されて
第4章 あなたは誰
私は会社の入り口で龍崎部長を呼び止めた…
「あぁ、鈴木さん、お疲れ様…」
「あの…龍崎部長にお話があるのですが…」
「…ん、なんだろう…」
「今日の仕事が終わってから、お時間いただけますか?」
「鈴木さんからデートのお誘いかな?良いよ…じゃあ今日の18時に部長室で待ってるよ。」
「はい…ありがとうございます…」
もう約束したから、引き返せない…
どんな反応するか恐いな…
自分のしたことに後悔…
でも、京子を助けなくちゃ…
頑張れ私…
自分を励ました。
嫌なことがある日に限って、時間は早く過ぎる…
もう少しで18時…
どうしよう…約束の時間だ…
京子は今日のランチでも元気ないし…
顔色も悪かったし…
…京子のためにも…
勇気出して頑張れ私…