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悪魔から愛されて

第10章 お前を守る

「恵美、明日から大阪に2週間くらい出張になっちゃったよ。大阪でトラブルでさぁ…」
「えー…急に大変だね…でも大阪から連絡はしてよ…」
「うん。毎日連絡するよ…恵美も一人だから気をつけろよ。」
「大丈夫…戸締りしっかりするから…健斗も気を付けて行ってきてね。」
「ラジャー」


2週間か…長いな…でもたまには一人も楽しんじゃおうかな。



今日から健斗もいないから、ゆっくりショッピングして帰ろ…


「ふぅ…ちょっと欲張って買い物しすぎた…荷物重いよ…」
最寄りの駅で降りた私は、独り言をつぶやきながら家に向かっていた。
商店街をぬけて、住宅街に差し掛かると人通りも少なくなる。

「あれ…なんか後ろから誰かついてきているような…気のせいかな…」

私はあたりを見渡したが人影がない…
気のせいかな…と思いまた歩き出した。


“ザッザッザツ…”

暫くすると、やはり後ろから靴音がする…
男性の足音かな…
恐い…どうしよう…


勇気を出して振り返ると…


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