秘蜜の保健室〜先生と私のイケナイ関係〜
第6章 卑劣なワナ
「好きって、言ってくれました」
「そう……」
私の回答に、金子先生は満足そうに
笑みを浮かべる
「生徒が教師を好きになるのは仕方ないとして
教師が生徒に恋愛感情を持つのは良くないわ」
またしても、しまったと
後悔する
「ち、ちがう
ちがうんです、武藤先生は
私に同情して……」
「橋本さんね
教師は、生徒を指導する立場なの」
机の上の金子先生の顔が、さらに
近付く
「それが、生徒と同じ目線で
『好き』だなんて……
それに、武藤先生は恋人もいたはず」
『恋人』という響きに、私は
胸がズキンと痛む
「これって、二股だとは思わない?
橋本さん」
「そ……それは……」
たしかに、美奈子はつれない
だが、私と愛し合っている時は、
嬉しそうだった
「まあ、良いわ
これでだいたいの事情は分かったわ
今日はこれまで
武藤先生の処遇は、職員会議で決めます」
そう言うと、金子先生は立ち上がり
部屋を出ようとした
「まって!
待ってください」
私も急いで立ち上がると、金子先生を
追う
そして、金子先生の手を握った
美奈子ほどではないが、少し大きくて
柔らかい
「橋本さん……」
「武藤先生の事
黙っててもらえませんか
私なら、いくらでも処分を受けます
なんなら、退学でも良いです」
口下手なのに
自分でも驚くほど
舌がまわる
「そんなに、
武藤先生が大切なの?」
私は、祈るような気持ちで
頷く
「じゃあ、橋本さん
次第かしら」
「え?」
次の瞬間、金子先生の厚い唇が
私の口を
塞いだ
「そう……」
私の回答に、金子先生は満足そうに
笑みを浮かべる
「生徒が教師を好きになるのは仕方ないとして
教師が生徒に恋愛感情を持つのは良くないわ」
またしても、しまったと
後悔する
「ち、ちがう
ちがうんです、武藤先生は
私に同情して……」
「橋本さんね
教師は、生徒を指導する立場なの」
机の上の金子先生の顔が、さらに
近付く
「それが、生徒と同じ目線で
『好き』だなんて……
それに、武藤先生は恋人もいたはず」
『恋人』という響きに、私は
胸がズキンと痛む
「これって、二股だとは思わない?
橋本さん」
「そ……それは……」
たしかに、美奈子はつれない
だが、私と愛し合っている時は、
嬉しそうだった
「まあ、良いわ
これでだいたいの事情は分かったわ
今日はこれまで
武藤先生の処遇は、職員会議で決めます」
そう言うと、金子先生は立ち上がり
部屋を出ようとした
「まって!
待ってください」
私も急いで立ち上がると、金子先生を
追う
そして、金子先生の手を握った
美奈子ほどではないが、少し大きくて
柔らかい
「橋本さん……」
「武藤先生の事
黙っててもらえませんか
私なら、いくらでも処分を受けます
なんなら、退学でも良いです」
口下手なのに
自分でも驚くほど
舌がまわる
「そんなに、
武藤先生が大切なの?」
私は、祈るような気持ちで
頷く
「じゃあ、橋本さん
次第かしら」
「え?」
次の瞬間、金子先生の厚い唇が
私の口を
塞いだ