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🏠️家庭内恋愛💕

第9章 善意の行為


嫁として、出来すぎなくらいいい娘だと――――自慢だった。


美人で控えめな性格…スタイルだって悪くない――――…。


息子の結婚式では――――見事なウエディングドレスを披露してくれた…可愛い娘…だったのに…。


いまでは、人格否定を毎日繰り返され――――心が死んでしまっている!


どんどん瞳が濁り……


今日の状態は鬱に近いものを感じた――――。



「ダメだ――――…希伊子さんを助けねば…」



久則は涙をこらえ…息子の携帯に電話を掛けた――――。






「来年度から我が家で作っている米の品種改良をしようと思って――――人手がほしい…母さんの遺品整理もあるし、希伊子さんを貸してもらえないか?時間には返すから」



と、ありもしない品種改良を理由に希伊子を何度も帰省させる計画を建てた。






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