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🏠️家庭内恋愛💕

第9章 善意の行為


「いいんです――――私が悪いのですから…///何も出来ない…無能な私が悪いのです……///お義父さん…私は…お義母さんが羨ましいです…お義父さんに愛され…最後まで…笑顔で天国に行った…お義母さんが…」


久則は、濁った瞳で妻の遺影を次は見つめる希伊子にゾクッと鳥肌がった…。


「――――希伊子さん…死のうと…していないかい?」


「――――フフフ…何度も死のうと思いました……だって価値が無いんですもの…私は役立たずで…いてもいなくてもいい存在――――…」


久則は身近な人間の死の影響は大きいものを知っていた……妻に先立たれたから身に染みて感じていた。



「死んでは――――ダメだ…。悲しい――――…さみしい…」


久則は希伊子を抱きしめ――――…囁いた。


ギュッと抱きしめた希伊子の体はか細く…生命力が感じられなかった。



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