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平和な時間と幸せな時間

第3章 皆の様子

俺はどうすればいいんだよ。

アルト「はぁ……」
ブブ「ブヒィ!」
アルト「あ、ブブ」

ん?
なんか口に銜えてるぞ。

紙?
あ、この字…リゼットだ。

「夜7時に食堂室に来てね」

夜7時?
ランベルトに行って誰かに声をかける。

アルト「あの、すみません。 今何時ですか?」
男「今?」

男は腕時計を見た。

男「18時30分だけど」
アルト「ありがとうございます」

30分後に食堂室だから25分後に騎士団兵舎に戻らなきゃな。

俺は25分間、ずーっと騎士団兵舎の前で座っていた。
25分後、騎士団兵舎に入る。

じゃあ食堂室に行くか。
食堂室に向かう。

何があるんだろう。
ガチャッと開ける。
暗いな。

ったく…呼んでおいて、来てみれば…なんで暗いんだよ。
電気を付ける。

リゼット「アルト、おかえり!」
アルト「うわあああぁぁぁ!!??………びっくりした…何してるんだよ! びっくりさせんなよ…」
ヒルダ「ごめんなさいね。 リゼットの提案が面白そうだったから」

リゼットの提案?

アルト「今日は何の日?」
全員「え……」
リゼット「アルト、1行目しか見てないでしょ」
アルト「え?」

ポケットに入れてた紙を見る。
………あ。

俺、1行目しか見てなかった。
2行目には、こう書かれてあった。

「ただし、今日は何の日か思い出すまで19時に帰ってきちゃダメだよ」

アルト「いや…あの…あははは…」
リゼット「アルト…ちゃんと見てよ」
アルト「じゃあ教えてくれよ」
リゼット「もう……私達が出会ってから2年目でしょ!」
アルト「そうだっけ」
リゼット「もう…アルトったら…。 2年目のパーティーだよ?」
イヴ「ふふっ」

食堂室には皆がいた。
仲間、イヴ、マリー、陛下、エルマー閣下。
それに…ローザおばさん、カヤジ、ビアンカ、メディア、フランツ、レナもいた。

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