
みせてあげるね。
第5章 マッサージ 店内編
あははは、と笑うと
「だったら足も疲れているんじゃありませんか?後で足もマッサージしますね」
とてもありがたい申し出なのだが、足はとてもくすぐったく感じでしまうので
「足は、私くすぐったくて・・・」
やんわりと断ったつもりだったが
「大丈夫ですよ。そういうお客様もおられますがくすぐったくないようにほぐしますから」
肩の指圧の力加減がとても上手なので、いつもなら断るところだがお願いすることにした。
大野さんの手が肩から肩甲骨の方へ移動してきた。
リズムよく体をほぐしてくれていた手がピタッと止まる。
「??
どうかしまs・・・ッ!!!」
!!!
そうだった!
ノーブラだからマッサージしてたら気が付いちゃうよね!!!
「ーーーあのッ、違うんです!
いつもはちゃんとしてるんですよ!!」
恥ずかしくなって変な言い訳をしてしまった。
耳が真っ赤になるのが自分でもわかった。
うつ伏せでよかった。どんな顔していいのかわかんないもんッ
