みせてあげるね。
第7章 マッサージ 複数編
「・・・・り・・・・あか・・・か
かり・・・・」
んんん・・・
遠くで私の名前を呼んでる声がする。
「・・あか・・り
あかり!!!」
パチッと目が覚めると目の前にはともみがいた。
「やっと起きた。もうお昼になっちゃうよ!
せっかくの旅行なのに!」
プンプンと怒った素振りをみせるともみ。時計をチラリと確認すると10時を少し過ぎたところだった。
「ごめん!!!」
急いで飛び起きて支度を始める。
「そういえば、結局昨日マッサージ行ったんだよね?
どうだったの?」
ドキッ
「き、気持ちよかったよ」
鏡をみて髪をときながらこたえるが、昨日のことを思い出して胸が高鳴る。
「ふーん。やっぱり私も行けばよかったかな。
歩きすぎて筋肉痛〜」
布団の上でふくらはぎをマッサージしながらともみはそう言った。
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