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一緒に●にませんか?

第5章 5日目

貴方と2人で飲みに行った。

【今日はお互いのことをもっとしろう!】

『はい』

【何か聞きたいことは?】

『…特には浮かびません』

【え?!俺に興味無いの?なんで?】

『いや、こっちが質問しなくても勝手に喋るじゃないですか、どうせ』

【まぁそうなんだけど…】

貴方はそう言ってずっと話し続けた。
1日目で教えてくれたことをもう一回最初から。

家族がいないこと。

仕事のこと。

前の結婚のこと。

更に詳しく話してくれましたね。










歳の差ではない。生きてきた環境が違いすぎる。

でもどうしてこんなに気になるのでしょう。

話をしながら、たまに頭を撫でる手。
子供のように無邪気に笑って話す顔。
急に遠くを見つめるような表情。

なんでこんなに気になるのでしょう。

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