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一緒に●にませんか?

第42章 46日目

私の中でもモヤモヤしていた。

……決めないと。

貴方とは”一旦”話はついたものの、連絡は来ていて
彼氏とは特に何も話せないでいた。

だって、彼氏のこと嫌いなわけじゃないから。

結婚してくれないこと以外に全く微塵の不安もなく、
何よりもお互いのことを尊重できる関係はとても心地よかった。
でも、もうそれは過去形だ。

『あと3年は結婚できない』

理由を聞いて納得しようともした。
ただ理解はできたけど、納得できなかった。
私のワガママが彼を泣かせた。

「今更言うのは卑怯なのはわかってるけど、ずっと今年から貯金して婚約指輪買えるようにしてたんだ」

付き合いも長いし、性格も知っていたはずなのに。

私は 結婚できない という部分だけ拾ってしまった。

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