無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｟で、どうなの？｠

『別に、なにもないです』

｟それは俺の聞いてる話と違う。俺はお前の話をいっぱい聞いてる。｠


やめてくれ。
いい歳した大人がそんなこと。めんどくさい。
でも、そこで思い出した。

『そーいえば、この前帰ってる途中見かけたって聞きました。』

貴方がお迎えにきてくれるようになって数日だった頃だった。

【見られてたわ】

とだけ私に伝えてきた。

『あー送ってもらってました。特になにも、それ以外は。』

｟いや、そうじゃない。そう言うことじゃない。どこまで言ってんの？そして何故別で飲んでるの？｠


それくらいいいじゃないですか。

とりあえず面倒なので適当に話し、適当に頷きその場をやり過ごそうと思ったが、なかなか離してくれない。









そうこうしてるうちに酔いが回ってきた。