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一緒に●にませんか?

第10章 10日目

もうこの頃には飲んだ後には貴方の家に行くのが、当たり前になりました。

家に帰って、一緒にビールを飲んで
私の手を引いてベッドに行って、一緒に寝る。

貴方が手を出してこないのが、逆にもどかしくて。
抱かれたいわけではないのに。

【一緒に居ると落ち着く】

私を抱きしめながら言いました。

『別れて一緒になろう、とかそういうことは案外言わないんですね』

ずっと気になっていた。

勝手な話だけど。

最初の会話の感じだと、言いそうなものなのに。



【流石に色々と事情あるだろうから、一緒に居たいけど、そんなことを言ってもしょうがないでしょ。実際にどういうお付き合いしているかわからないし。ただ、最終的に俺のところに来るとは思ってる。だって俺の方が合ってるから。俺の方が絶対幸せにしてあげられるから。】





何も知らないと言っておきながら、その自信はどこから来るんだろう。

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